米澤穂信『追憶五断章』集英社

追想五断章

久しぶりに米澤作品を読みました。父親が筆名を使って、あちこちの同人文芸誌に残していった作品を探すことで、一つの過去そして事件を解き明かす物語。個人的にはもう少し接合性があっても良かったかな・・・というのと、やはり調査というのはもっと地味であり、このような偶発性に依拠し続けることの不自然さは読んでいて感じます。