そうか。単行本ではタイトルが違ったわけですね。相変わらず予備知識ゼロで読みました。面白い。「大戦」とつくのは、悲惨であれ何であれ物語を引っ張っていくだけの「何か」がないと成り立たないものかもしれません。しかし、ここでの対立軸は分かりにくい。2巻まで終わっておぼろげながら分かってくるわけですが、結局のところ全死があれだけ幼い(というか成長していない)精神で描かれているのも、マージナルマンが虚脱的なのも、瑠璃嬢が実働部隊であるのも、彼らでなければ、彼らの精神性でなければ対立軸足り得ないものなのかもしれません。