三雲岳斗『ダンタリアンの書架4』角川スニーカー文庫

ダンタリアンの書架4 (角川スニーカー文庫)

少女の胸倉に鍵を突っ込んで、取り出した本を使って戦うお話。と略してみます。これは一体何の表象ですか。各地に散らばった幻書を探し求める連作短編集ですが、ライトノベルらしいキャラクターに溢れ、必ず戦闘シーンが入ってもきます。しかし、幻書自体は中国風なタイトルもあるというのに、彼らが活動する場所がヨーロッパなのは何故でしょうか。オリエンタリズム溢れるにも程があります。