犬村小六『とある飛空士への恋歌』3巻、ガガガ文庫

とある飛空士への恋歌3 (ガガガ文庫)

日常性から非日常性への転換という3巻。既に空飛ぶ島というだけで非日常的であったのが、そこでの日常生活が編まれ始めると次第に日常性へと回帰していた。ということに気付かされる3巻でもありました。しかし、登場人物たちが死亡フラグをどんどん立てていくので途中からどうしようかと思いましたが、物語は非情でもありました。あと戦争シーンの既視感が溢れていたのは、作者が太平洋戦争を参考にしたからでしょうか。ストーリーがどう転んでいくか楽しみです。