SCUDELIA ELECTRO 『ELECTROCKS』

ELECTROCKS

歩きながら聞いていました。「一万マイルの彼方へ」は何より一気に「一万マイル」にまで距離が伸びたことに笑ってしまいました。100、200ときて1万か。スカウターで計ったかのような数字です。とはいうものの、スクーデリアらしさは随所に見られると言いますか、テクノ・ポップとは言い切れないけど、完全なるポップではないし、でもテクノではない。一つの集合体としてのアルバムです。やはり、どことなく歌謡曲的なノリも残しながら、最先端であり、いや、しかし、という感じは、良くも悪くも耳障りの良さへと繋がります。それをどう捉えるかは聞き手の個人性にかなり左右されると思う。解散したけど、解散しても仲が良いらしいので、それはそれで。