セカイイチ 『淡い赤ときれいな青と』

淡い赤ときれいな青と

最初聞いた時は、柔らかくしたエレカシ程度の認識しか持たなかったのですが、聞くたびに脳内評価が上がっていくという不思議なバンド。メロディも地味だし、歌詞も直球だし、要は若さゆえなのか能力の問題なのか余裕がない。それでも真っ直ぐな姿勢は次第に取り込まれていきます。「夢の中でひと休み、君の横顔がちらり」。気が付いたら口ずさんでいる。でも、手数の少なさは次への危惧に直結します。杞憂で終わって欲しい、かもしれない。