芦奈野ひとし『カブのイサキ』2巻、講談社

カブのイサキ 2 (アフタヌーンKC)

ヨコハマ買い出し紀行』はロボットが定住生活をする話でしたので、ある意味で静的な雰囲気の漂う作品でした。アルファさんが旅に出ただけで、あれほど作品世界に動きが出て、かつ広がりが出ることになるとは・・・と思っていましたが、この作品は前作の穏やかな雰囲気を保ちつつも、飛行機乗りたちの話であるがゆえに動きのある物語になっています。

まあ、ほんわかムードは変わらないわけですし、企業間の貨物請負競争から離脱しているやつらの物語なので、空をいかにして感じ取るか、飛ぶことをどう感じ取るかに重きが置かれています。あと登場人物が増えました。

それにしても『ヨコハマ〜』が新装版で再リリースとは・・・。