漫画

ていか小鳩『天乞』1巻

突然異世界に飛ばされるというある意味では王道ストーリーである。そしてこの手の物語の王道性は主人公たちの順応の早さと落ち着き、そして奇跡のような巡り合いによっても担保されている。

染屋カイコ『かみあり』3巻

相変わらず素晴らしい。八百万の神どころか、フィクション世界までをも巻き込んでいく作風はどこまでもボーダレスのように見える。実際は境界線上のマージナル的な事象をひたすら描き続けているがゆえに、境界は強く認識されうるわけだが、そこを主人公の逡…

厦門潤『トランスジェニック・ラボラトリ』

トランスジェンダー的な話かと思ったら、クローン技術による性差の話であった。面白い話だが、評価が難しい。つまらないかというとそうではないが、恐らくはSF的にもジェンダー的な物語にせよ中途半端に踏み込んだけど、そこでお仕舞いという感じになってし…

冨樫義博『HUNTER×HUNTER』29巻

ゴンさんにコーラ買ってこいとか言われたら、何一つ抗うことなく従うレベル。しかも何でダイエットコーラとか買って来てんだよ、とか言われても唯唯諾諾となるレベル。それはさておき、物語がここまで動くと次への期待が否応なく盛り上がって来る。これだけ…

山崎毅宜『白球少女』5巻、ソフトバンククリエイティブ

最終巻・・・野球しなかったですからね・・・でも一応、ナインとポジション、打順は決まっていた模様。試合に入ればそれはそれで面白かったでしょうに。

宮川輝『018』2巻、講談社

まさかの最終巻。といいますか短期集中連載であることを知りませんでした。もっとSF要素を生かして続けて欲しかったです。しかし、これほどブサイクな顔を見せていながら愛らしいヒロインは素晴らしい。

小野洋一郎『ブレイブストーリー 新説』全20巻、新潮社

原作は云わずと知れた宮部みゆきの小説。映画も見たし、小説も読んだというのに、漫画版だけはノータッチでした。正月休みを利用して一気に読み切りましたが、宮部版に接してから少し時間が経った今だからこそ、きちんと漫画版にも向き合えたのかもしれませ…

椎名高志『絶対可憐チルドレン』24巻、小学館

もう24巻まで来たのですか。早いもので。物語の展開もさるものながら、少女たちの成長(心身ともに)を見事に描いていると思います。漫画では難しそうな部分だと思いますが、成し遂げているのは見事。

鬼八頭かかし『バナナのナナ』1巻、マッグガーデン

ギャグ漫画だろうと思って読み始めたら、少年漫画のようなバトルをしていた!面白いです。バナナを変形させて闘う少女を中心とした物語。能力の発動のために色々な枷があり、設定厨もですね。ふへへ、って感じでですね・・・。

三部けい『神宿りのナギ』全3巻、角川書店

ようやく完結。『カミヤドリ』が途中で終わってしまい、どうしようと思っていたら、こちらで復活していました。『神宿りのナギ』の特に2巻から完結への加速度が見事だった。もう一度ちゃんと読み返そうと思います。

つばな『第七女子会彷徨』3巻、徳間書店

高木さん・・・。しかし、こんなに大好きな作品だというのに「七女」というネーミングで覚えてしまったので、正式タイトルが頭の中にかけらも出てきません。でも、高木さん・・・。と忙しいといいつつも、少しずつ積ん読を崩しているのですよ!

鈴木小波『セカイのミカタ』1巻、少年画報社

これは面白かった。色々な伏線を張りつつ、きちんと話も魅せる。異世界との関わり合いの中で、人間社会がどれだけ対応できるか。次も楽しみですなあ。

伊咲ウタ『サヤビト』1巻、講談社

サヤビトがどういうからくりで生活していて、戦闘のときのあれは何がどうなって?とか、社会的な認知やら何やらは全然把握できないけど、なかなか。2巻以降語られることかもしれませんし。

内藤泰弘『血界戦線 2 ―世界と世界のゲーム―』集英社

トライガンは最後まで追いかけたのかどうか忘れてしまいましたが、こちらは楽しい。混沌とした世界でありながら社会という秩序が垣間見られて。

はっとりみつる『サンカレア』1巻、講談社

まさかのゾンビ話。しかし、犬猫のときはチカチカした絵だったイメージがあるのですが、これはさらっとしていますね。と印象論のみで語ります。

青山景『チャイナガール』小学館

ラブコメです。非常に良いのですが、これからじゃないか!というところで終わるので、拍子抜けなところもあります。これも余韻であると考えることも可能ですが。

モリタイシ『今日のあすかショー』1巻

『いでじゅう』はものすごい勢いで読んでいましたが、それ以来。って『RANGE MAN』も読んでいました!しかし、これは天然の女の子が何かしでかす物語。というか物語だろうか。そもそも物語とは何か。そのうち『まねこい』も読んでみます。

大高忍『マギ』1-6巻

『すもももももも』の人か。と読みながら気付きました。最初のうちは物語が上手く転がっていかない感じがもどかしかったのですが、途中から何か突き抜けたように面白く読みました。主人公と仲間、目的、諸々がある程度定まったからでしょうか。

空知英秋『銀魂』36巻

淡々と読書記録を・・・。

五十嵐藍『鬼灯さん家のアネキ』1、2巻、角川書店

単に血の繋がっていない姉が弟にエロイちょっかいを出し続けるだけの漫画かと思いきや、2巻を読むと少し納得する。しかし、1巻はただちょっかいを出し続けるだけの漫画であります。

安部真弘『侵略!イカ娘』1-6巻

面白いじゃなイカ。短いギャグストーリーを重ねるもの。大したもではないにせよ、張った伏線をきちんと回収していくのは良いですね。そういや、一応、異文化コミュニケーションですか。

田丸浩史『ラブやん』14巻、講談社

表紙はロリやんではなく、あれか!あれですか!

やまむらはじめ

あとやまむら作品を大量に読み返しましたが、書影がある2作品だけはっておきます。

桜小鉄『アマガミ Sincerely yours』1巻、エンターブレイン

こちらも読んでみました。ヒロイン総出演なのですね・・・。

やまむらはじめ『エンブリオンロード』ワニブックス、全7巻

再読。これは名作。広げた風呂敷をきちんと畳むということを見事に成し遂げていて、正直なところ『カムナガラ』より練りこんである。

東雲太郎『アマガミ 1―Precious diary』ジェッツコミックス、2010

なぜか読んでしまった東雲版アマガミ。キミキスも読みましたので・・・しかし、ゲームはやったことありません。ありません。

やまむらはじめ『カムナガラ』全10巻+外伝

一気に読みました11巻分。長編は一気読みでないと分かりませんよ。と積ん読状態だったことの言い訳をしてみますが、いや、まあ、非常に面白かった。輪廻転生の連環の中でありながらも、この一点だけを切り裂いて話を作り上げた見事さと外伝を提示することに…

記伊孝『天使のトビト』講談社

打ち切り気味で終了しているので本当に残念。素手で闘い、世界の秩序を保つ活動をする「天使」たちの物語。主人公の少年が天使を目指し、候補生になり、さあ、これからなところでラストバトルへ突入してしまった・・・。なんとなく聖闘士星矢を連想するから…

小坂伊吹『夕星の皇子、明星の天子』1巻、メディアファクトリー

大化の改新を描いた作品。ボブズボームの「創られた伝統」を受けながら、「大化の改新」を描きだす・・・のでいいのでしょうか?最近は古代も中世もこの文脈である程度語ることが出来るので色々と大変ですが。というのとは何も関係なく漫画は描かれています。

平野耕太『ドリフターズ』1巻、少年画報社

みみすま放送中のツイートが凄まじ過ぎたヒラコーの新作。こちらもすごい。島津豊久とは・・・。しかし、島津が中心となってバンドでも組んで、気がついたらお笑いをやる漫画かと思っていました。すみません。