the pillows 『ペナルティライフ』

ペナルティーライフ


最近はよくこれを聴いています。時系列的にも当然でしょうが、『Thank you,my twilight』との地続きのアルバムですね。

「ビスケットハンマー」と表裏一体のような「I know you」とか、「マイ・ビューティフル・サン(アイリーン) 」の直球さが、ひねくれた中に出てくる「ムーンマーガレット」とか。と並べ立てると、それは同じクリエイターなのだから、としか言えないわけですが、ピロウズはいつもピロウズであり続けることをストレートに体現してみせたのがこの時期なのかもしれません。一つの原点回帰というのを目指して、ストレートなナンバーを揃えたのでしょう。その後、数年を経て、『MY FOOT』という大作が出てしまうと、実は振り返ってみると、この時期にこのような曖昧さを削ぎ落とそうとした一種の「迷い」(?)が感じられる作品を出していたから数年後の落ち着きがあるのか、とか思ったりもしますが、それはそれ。僕は単なるバスターでいいです。

実は「スーパートランポリン スクールキッド」のようなインストナンバーが入るのが結構お気に入りだったりする。他のアルバムもそうですけど。