かみちゅ!

かみちゅ! 1かみちゅ! 1
倉田英之 舛成孝二 MAKO

アニプレックス 2005-08-24
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ちまちまと見ています。少しずつなので、まだ3話目ですが、DVDの1巻は見た。という勘定になります。ええ、まあ。奥歯に物を挟んだような書き様ですが。突然、中学生が神様になる話で、鳴子ハナハルのマンガ版は読んでいたので、この3話までは実にスムースにストーリーが理解できました。知ってますから。何で突然、神様なのか、という疑問を誰も持つこともなく、極自然に住民の皆さんが受け入れているというのは実に奇妙な構図で、八島様という土地神がいながらも、ゆりえが神様になることへの抵抗感が欠けています。挙句の果てに島の高台にある神社では、ゆりえを利用して祭りを行なってしまう始末。宗教的にはこの神社の地域社会における位置づけというのは、全てを見下ろす丘の上にあって等々からも極めて溶け込んだ存在、もしくは歴史性のある存在だとは思いますが、そこから差し押さえの札やら、やる気のない神主の親父、金儲けに走る娘などの現実性の介入によって、ゆりえ神様もまあ、いいのではないだろうか、と視聴者が思ってしまうものでしょうか。

思えば、天地無用などのアニメ作品からも、神聖さを物語の一つの拠り所としながらも、同時に構造の崩壊性を内包したままで、ストーリーを矛盾なく進めているような気がしなくもないですが。ある意味、日常性の追求が田中ユキの『神社のススメ』へと繋がる社会性なのかもしれません。

何でもいいです。

個人的にokamaがキャラクター・デザインをした妖怪たち(?)はカワイクで良いと思います。