染屋カイコ『かみあり』3巻

相変わらず素晴らしい。八百万の神どころか、フィクション世界までをも巻き込んでいく作風はどこまでもボーダレスのように見える。実際は境界線上のマージナル的な事象をひたすら描き続けているがゆえに、境界は強く認識されうるわけだが、そこを主人公の逡巡の無さ、というか屈託のなさというかキャラクター性で押しやっている。それもまた素晴らしい。

夏の午後

お盆休みに入ったが、暑い。死ぬほど暑い。室温と体温が同期される感じになってしまったのでエアコンのスイッチを入れました。実はこの夏初めてスイッチを押したことになります。コミケは大変なことになりそうです。

厦門潤『トランスジェニック・ラボラトリ』

トランスジェンダー的な話かと思ったら、クローン技術による性差の話であった。面白い話だが、評価が難しい。つまらないかというとそうではないが、恐らくはSF的にもジェンダー的な物語にせよ中途半端に踏み込んだけど、そこでお仕舞いという感じになってしまっているからではないだろうか。

冨樫義博『HUNTER×HUNTER』29巻

ゴンさんにコーラ買ってこいとか言われたら、何一つ抗うことなく従うレベル。しかも何でダイエットコーラとか買って来てんだよ、とか言われても唯唯諾諾となるレベル。それはさておき、物語がここまで動くと次への期待が否応なく盛り上がって来る。これだけ休載されても、文句の一つも浮かんでこない自分自身はある意味で物語に打ち負かされている。しかし、一つだけ気になる点を述べると力のインフレが現状範囲では成立しても、蟻編から物語の主題に戻った時に通じるのだろうか。レオリオやクラピカたちの能力では話が通じるのだろうか。

久しぶりに

はてな記法を思い出しながら、ブクログとかに書いた感想をコピペしてみます（↓）。しかし、昔は一つ一つやってたのですよね。ブクログとか検索してあとはスムーズに流れますから楽だなあ。2つコピペしたら飽きました。

雨のち晴れ

夜まで会議。それを終えて帰宅すると買ってきたコンビニの焼うどんを「こんな時間？」と思いながらも食べてしまいます。空腹なので。移動のBGMは櫛引彩香。たまにすっと力を抜きたくなるときに聞きます。しかし、もう10年以上前の作品ですか。

空

全然更新していないうちに暑い7月中盤と台風と台風後のさっと冷えた空気といろいろなものが通り過ぎていきました。8月です。毎年8月は暑さでとろけていて頑張りませんが、もちろん今年も頑張りません。夏だろうが冬だろうが。という心意気で仕事をこなしています。普通に仕事をしてしまう自分が恨めしい。